任にあずかれば他に譲りがたし!@浮間・志茂・蓮根・西台の個別指導

こんにちは!学習スタジオ フォワード塾長の冨永です。
今回のブログのタイトルの言葉「任にあずかれば他に譲りがたし」は、私が尊敬する大学の先輩がおっしゃっていた言葉です。

学習塾で授業をしていると、「クラブの部長になっちゃって、みんな全然言うことを聞いてくれなくて困るんです」と話してくれる生徒がいます。私自身も、学生時代に同じような悩みを抱えたことがありました。

その経験から学んだのは、「みんなが同じ方向を向いて努力するわけではない」「どんな集団にも必ず抵抗する人は出てくる」ということです。それでも、リーダーとしてその場に立つことでしか得られない学びがあります。

私に悩みを打ち明けてくれたその生徒も、まさに同じような経験をしているのだと思います。そして、その子はきっとそこから大切な教訓を得つつあると感じました。

その子は現在中学3年生。1年後には高校生になり、部活や学校生活の中で「一番下の学年」として新しい環境に入ることになります。そこには、かつての自分と同じように悩みながら、後輩たちを導こうとしているリーダーがきっといるはずです。

そのとき、今の経験を思い出してほしい。そして「自分もリーダーとして苦労したからこそ、今のリーダーの気持ちがよく分かる」と感じて、協力する側にまわれたなら――。その団体はきっと良い方向に進んでいくでしょうし、その子自身も、また少し幸せに近づくのではないかと思います。

こうした気づきは、リーダーという立場を経験した人にしか得られないものです。

「任にあずかれば他に譲りがたし」――
この言葉には、任された者としての責任と誇り、そして一歩踏み出した者だけが得られる学びが詰まっていると思います。私もこの言葉を、これからの座右の銘の一つとして、大切にしながら生徒たちに伝えていきたいと思っています。